森林科学総合実習2017のようす
6月14日 今年の総合実習1(森林科学科2年対象)は良いお天気でした。
テーマは、1.風倒と再生、2.人工林の生物多様性。
まず、2004年台風で全倒壊した後、異なる施業をした試験地を視察し、
倒壊前の森林の生物学的遺産=legacy(風倒木・前生樹・表土など)を残すことの重要性、
シカによる植生へのインパクトの大きさ、を目の当たりにしました。
その後、若いミズナラ植林地と、29年生アカエゾマツ植林地で、
多様な分類群(植物・鳥類・昆虫類・哺乳類)の調査をしました。
出現種や個体数の違いが生じた理由を、立地環境・人為かく乱・生物間相互作用から考察をしました。
帰りのバスは賑わっていたので、みなさん楽しんだことでしょう。
写真のように、実際にどのように調査を行っているのかを、体験しながら学びます。