11月17日のセミナー報告
11月17日にスイスの水域研究所Eawagに所属するChristopher Robinson博士をお招きして公開セミナーが行われました。当研究室からは、中村教授と博士研究員の照井さん、末吉さんが研究発表を行いました。Robinson博士からは、スイスの人工洪水による自然再生の取組のお話をおききしました。Robinson博士の研究フィールドでは、10年以上にわたって人工洪水を続けており、それに伴って、ブラウントラウトの産卵床数の増加や、水生昆虫の群集構造に明瞭な変化が見られているとのことです。また、河川に生息する様々な生物の集団遺伝構造についてもお話しいただき、分類群によって生息地の分断化に対する反応が大きく異なることが示されていました。